いざ開発環境を構築してみたものの、おかしい動かないぞってときがあります。
文系新人「ちゃんと他のメンバーと同じように構築したはずなのですが動きません」
先輩「JAVA_HOMEのパス通ってる?通ってないと動かないよ」
文系新人「ジャヴァホームノパスト―ッテルってなんですか?」
先輩「ワオ」
理系の情報系学校を卒業した人ならすんなりわかるのでしょうが、文系出身の新卒プログラマーにそんなこと聞いてもわからんですよ。パスが通るって何よ?バスは道を通ってるけども。
パスを通すとは
パスを通すというのはざっくり簡単に言うと「プログラムを起動させる場所をコンピュータに記憶させておく」という感じです。
例えばGoogleChromeを開こうとしたら「C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application」にある「chrome.exe」を起動させる必要があります。
基本的にパソコンに対しての命令は「chrome.exeを起動してね」という起動ファイルを実行するよう命令する形になります。
このchrome.exeがどこにあるかというのをコンピュータに記憶させておかないとコンピュータとしては「chrome.exeってどこにあるのよ。わからんから起動できんよ」となってしまいます。
パスを通しておくと「C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Applicationを探せばいいのね。どれどれ…。あ、chrome.exeあったから起動するよ」となってくれます。
JAVA_HOMEのパスを通す方法
さて、では冒頭の先輩がおっしゃっていた「JAVA_HOMEのパス通ってる?通ってないと動かないよ」を確認していきましょう。
コントロールパネルを立ち上げ、左側にある「システムの詳細設定」をクリックしてください。
「システムのプロパティ」画面が出ますので「詳細設定」タブの「環境変数」をクリックしてください。
「環境変数」の画面が出てきます。この画面で「JAVA_HOMEのパスを通す」をやります。
下側の「システム環境変数」にある表で「変数」列に「JAVA_HOME」があるか確認してください。おそらく無いと思うので作成することにしましょう。
「新規」ボタンをクリックしてください。
「新しいシステム変数」の画面が出てきます。変数名に「JAVA_HOME」、変数値にJDKをインストールした場所を入力してください。JDKをインストールしていなければインストールする必要があります。
入力したらOKボタンをクリックしてください。
「環境変数」画面に今回追加した「JAVA_HOME」が表示されていれば成功です。
それでは「環境変数」画面のOKボタンをクリックしてください。
コマンドプロンプトで「set JAVA_HOME」を入力して今回追加した値が表示されれば「JAVA_HOMEのパスが通ってる」という事になります。
まとめ
- パスを通すとはプログラムを起動させる場所をコンピュータに記憶させておく事
- パスを通すには「環境変数」画面で設定する必要がある
なんだこれ?という言い回しですが、やっておかないとコンピュータが動いてくれませんのでとても重要な「パスを通す」。覚えて理解してしまえば少しパソコンと分かり合えますのでぜひこの機会に覚えちゃいましょう。