文系SEはどうしても理系出身者に比べると技術的に差が出てしまいます。学校で理系的な学問や思考法を勉強していないので、メリットは無くデメリットしかないようにもイメージしがちです。
現実としてはそれは間違いです。
確かに上記のような差は出てきます。しかしそれは仕事をしながらも勉強していけばクリアできる問題なんです。むしろ、しっかり勉強して技術的な差を目立たなくすると文系SEとしての強みを出すくとが出来ます。
文系SEの強み
では文系SEとしての強みとは何でしょうか。それは下記だと私は考えます。
- コミュニケーションをスムーズに行う事が出来る事
- 会話を通じて相手(顧客)の求めているものを引き出す事にあまり難儀しない
- 全体を考えて考え行動する
裏返すと、理系出身者はこのような感じです。理系を悪く言っているのではなくこれはこれで理系の強みになります。
- コミュニケーションよりも物事を研究し理詰めで考え話す事が得意
- 理路整然としていてあいまいさがない
- ひとつの事を突き詰めて考えることが出来る
理系出身者はかっちりとしており効率や合理的に物事を考えるため、周囲から見ると「固い」「融通が利かない」「怖い」というイメージが少なからずもたれてしまいます。
ところが文系の場合は比較的コミュニケーションをとりやすい思考と行動をする人が多いので「人当たりがいい」「わかってくれる」「やさしい」というイメージを持たれやすいです。
そして会話に遊びを持たせることが出来るので、その会話の中で相手が本当に考えていたことやぽろっと出る本音を引き出せます。
しかしこれに甘んじてしまうと、「あの人は適当だ」「決めきれない」「あいまいな発言ばかりだ」と反感を持たれてしまいます。
私はそこまで自分でコミュ力があるとは思っていないのですが、結構「とらのすけさんは人当たりも良いし穏やかな性格だから仕事しやすいですよ」と言ってもらえたりするので、その時は謙遜しつつもとてもうれしいです。
文系SEは仕事についていけない?
では正直な話、文系出身者のSEは理系のSEたちについていけないのでしょうか。
答えはNOです。
もちろん最初は訳が分からずついていけない事も多いです。ただそれはどの仕事をするにしても多かれ少なかれぶつかる壁です。何も文系SEだからというわけではありません。
勉強さえすれば、何とかなります。そこには固い決意と強い覚悟が必要です。理系ばかりの人たちに囲まれるけど負けずにやっていくぞという意志です。
理系出身者とはもって生まれたものが違うのではなく、これまでやってきた勉強が違うだけです。であれば、勉強すればいいだけなのです。
文系SEは楽しい?
そんなわざわざ荒波にもまれにいかなくたっていいじゃないか。そこまでして文系SEになってどうするの?毎日楽しめるの?って思っちゃいますよね。
それなりに楽しんでます。
文系出身者として就職後に理系の難しい勉強をしたからこそ、プロジェクトでシステムを完成せることが出来ると、達成感もより一層大きく感じます。
また、強みの部分をほめていただいたり、感謝されることも、大変さが報われるうれしい瞬間です。大変じゃない仕事なんてなかなかないですから、それならば達成感と嬉しいを得られる仕事をできるのがいいですよね。
まとめ
文系SEの強みは下記
- コミュニケーションをスムーズに行う事が出来る事
- 会話を通じて相手(顧客)の求めているものを引き出す事にあまり難儀しない
- 全体を考えて考え行動する
文系SEであっても強い決意で勉強をすればついていけないことはない、むしろそこを乗り越えれば文系としてのメリットを活かせる
文系SEは大変だが楽しい
こんな感じで仕事をやっていっております。