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CPU使用率確認とは?初心者向けに確認方法・高くなる原因・対処手順をわかりやすく解説

CPU使用率確認とは?初心者向けに確認方法・高くなる原因・対処手順をわかりやすく解説

CPU使用率確認とは、サーバーやパソコンのCPUが、どの程度処理に使われているかを確認する作業です。CPU使用率が高い状態が続くと、画面表示が遅くなったり、業務システムが応答しなくなったりする場合があります。

ただし、CPU使用率が一時的に100%になっただけで、すぐに障害と判断してはいけません。IT業務では、使用率が高くなった時間、継続時間、動作中のプロセス、利用者への影響を順番に確認することが重要です。

CPU使用率確認とは?

CPUはCentral Processing Unitの略で、日本語では中央演算処理装置と呼ばれます。サーバーやパソコンで、計算やプログラムの処理を行う中心的な部品です。

CPU使用率は、CPUが処理に使われている割合を示します。たとえばCPU使用率が30%であれば、処理能力の一部を使用している状態です。100%に近い場合は、多くの処理を同時に実行している可能性があります。

CPU使用率を確認する目的

CPU使用率の確認は、障害対応だけでなく、日常のサーバー監視や定期点検でも行われます。

どのような場面で確認するのか

CPU使用率が高くなる主な原因

原因 内容
アプリケーションの高負荷 大量のデータ処理や計算を実行している
Windows Update 更新プログラムの検索や適用が動作している
ウイルススキャン 多数のファイルを検査している
バックアップ処理 圧縮や暗号化などの処理で負荷が上がる
プロセスの異常 特定のプログラムが処理を繰り返している
アクセス集中 多数の利用者が同時に接続している
マルウェア 不正なプログラムがCPUを消費している

初心者が混乱しやすいポイント

誤解 実際
CPU使用率100%は必ず障害 一時的な高負荷なら正常な場合もある
使用率が低ければ問題ない メモリ不足やディスク遅延が原因の場合もある
すぐにプロセスを終了してよい 重要なサービスを停止させる危険がある
再起動すれば解決する 一時的に改善しても根本原因が残ることがある

CPU使用率の目安

使用率 一般的な見方
0~50% 比較的余裕がある状態
50~80% 処理内容と継続時間を確認する
80~90% 高負荷の原因調査を検討する
90~100% 長時間続く場合は早めに対応する

数値だけで正常・異常を決めることはできません。監視ツールの基準、サーバーの用途、業務時間帯、通常時の使用率と比較して判断します。

WindowsでCPU使用率を確認する方法

タスクマネージャーで確認する

  1. Ctrl + Shift + Escを押す
  2. 「詳細」を表示する
  3. 「パフォーマンス」タブを開く
  4. 左側の「CPU」を選択する
  5. 現在の使用率や動作速度を確認する

「プロセス」タブのCPU列をクリックすると、CPU使用率が高い順に並べ替えられます。どのアプリケーションが負荷をかけているか確認するときに便利です。

リソースモニターで確認する

  1. Win + Rを押す
  2. 「resmon」と入力する
  3. Enterキーを押す
  4. 「CPU」タブを開く
  5. プロセス、サービス、関連付けられたハンドルを確認する

リソースモニターでは、タスクマネージャーより詳しくプロセス単位のCPU使用状況を確認できます。

コマンドプロンプトで確認する方法

コマンドプロンプトでは、次のコマンドで実行中のプロセスを確認できます。

tasklist

CPU使用率そのものを詳しく見る用途ではGUIやPowerShellのほうが分かりやすいですが、プロセス名やプロセスIDを素早く確認するときに役立ちます。

システム情報を確認する場合は、次のコマンドを使用します。

systeminfo

PowerShellで確認する方法

CPU使用率の高いプロセスを確認する場合は、PowerShellで次のコマンドを実行します。

Get-Process | Sort-Object CPU -Descending | Select-Object -First 10

この結果では、CPU列にプロセスが起動してから使用したCPU時間の合計が表示されます。現在の瞬間的な使用率ではないため、読み違えないように注意してください。

現在のCPU負荷を確認する場合は、次のコマンドを利用できます。

Get-CimInstance Win32_Processor | Select-Object Name,LoadPercentage

確認結果の見方

確認結果 考えられる状態
一時的に100%になる 起動処理、更新、バックアップなどの可能性
長時間90%以上が続く アプリケーション異常や処理能力不足の可能性
特定のプロセスだけ高い そのアプリケーションやサービスを重点的に調査する
複数プロセスが高い アクセス集中や複数処理の重複を確認する
CPUは低いが動作が遅い メモリ、ディスク、ネットワークを確認する

CPU高負荷時の確認手順

  1. 対象サーバー名と発生時刻を確認する
  2. 利用者への影響範囲を確認する
  3. 現在のCPU使用率を確認する
  4. 高負荷が続いている時間を確認する
  5. CPUを多く使用しているプロセスを特定する
  6. 定期処理やバックアップの実行時間と重なっていないか確認する
  7. イベントログとアプリケーションログを確認する
  8. メモリ、ディスク、ネットワークも合わせて確認する
  9. 確認結果を記録して報告する

イベントビューアーで確認する方法

CPU高負荷の原因を調査するときは、イベントビューアーも確認します。

  1. Win + Rを押す
  2. 「eventvwr.msc」と入力する
  3. 「Windowsログ」を開く
  4. 「システム」と「アプリケーション」を確認する
  5. 高負荷が発生した時刻付近の警告やエラーを探す

確認する項目は、発生日時、イベントID、ソース、レベル、エラー内容です。CPU使用率が上がった時刻とログの発生時刻が一致しているか確認しましょう。

原因の切り分け方

確認対象 確認内容
ユーザー側 一人だけ遅いのか、全利用者で遅いのか
サーバー側 CPUを多く使うプロセスやサービスがないか
Windows側 Windows Updateやウイルススキャンが動いていないか
ネットワーク側 通信遅延やパケット損失がないか
Active Directory側 認証処理の遅延や大量ログオンがないか
DNS側 名前解決の遅延やエラーがないか
アプリケーション側 異常処理や大量アクセスが発生していないか

CPU使用率が高い場合の対処方法

一時的な高負荷の場合

バックアップ、更新、ウイルススキャンなどの処理中であれば、処理終了後に使用率が下がるか確認します。業務影響がなければ、すぐに停止させる必要はありません。

特定プロセスが高負荷の場合

プロセス名、プロセスID、開始時刻、提供している機能を確認します。業務上必要なプロセスを勝手に終了すると、システム停止につながるため、運用手順書や管理者の指示に従ってください。

長時間高負荷が続く場合

アプリケーションログ、イベントログ、監視履歴を保存し、担当者へエスカレーションします。必要に応じて、サービスの再起動やサーバー再起動を検討しますが、必ず影響範囲と作業許可を確認します。

現場でよくあるトラブル例

初心者がやりがちなミス

ショートカットキー

キー 操作内容
Ctrl + Shift + Esc タスクマネージャーを開く
Win + R 「ファイル名を指定して実行」を開く
Win + X 管理メニューを開く
Alt + Tab 開いている画面を切り替える

業務で上司へ報告するポイント

報告時は、「CPUが高いです」だけでは不十分です。「10時15分から約20分間、CPU使用率が95%以上で推移し、業務システムの応答遅延を確認した」のように、数値と影響を具体的に伝えます。

エスカレーションするタイミング

筆者の現場経験

以前、業務システムが遅いという連絡を受け、CPU使用率が100%だったため、すぐにアプリケーション障害だと判断したことがありました。しかし、実際の原因は定期バックアップとウイルススキャンが同じ時間に実行されていたことでした。

処理の時間帯を確認せず、数値だけで判断したことが失敗の原因です。その後は、CPU使用率だけでなく、実行中プロセス、タスクスケジューラ、監視履歴をセットで確認するようにしました。現場では、現在の数値よりも「なぜその数値になったのか」を調べる姿勢が大切です。

応用知識

CPU使用率とCPU時間の違い

CPU使用率は、ある時点でCPUがどの程度使われているかを示します。一方、CPU時間は、プロセスが起動してからCPUを使用した時間の合計です。PowerShellのGet-Processで表示されるCPU列は、瞬間的な使用率ではない点に注意してください。

論理プロセッサとは

タスクマネージャーには、コア数や論理プロセッサ数が表示されます。論理プロセッサは、Windowsから処理単位として認識されるCPUの数です。複数の論理プロセッサがある環境では、特定のコアだけに負荷が集中することもあります。

CPU使用率が低いのに遅い場合

CPUが原因とは限りません。メモリ不足、ディスクI/Oの遅延、ネットワーク障害、DNSの名前解決遅延、データベースの待機なども確認する必要があります。

関連するIT用語

よくある質問(FAQ)

CPU使用率が100%になったら故障ですか?

必ずしも故障ではありません。更新処理やバックアップなどで、一時的に100%になる場合があります。長時間続いているか、業務への影響があるかを確認してください。

CPU使用率は何%から異常ですか?

一律の基準はありませんが、90%以上が長時間続く場合は原因調査が必要です。通常時の使用率や監視ルールと比較して判断します。

CPU使用率が高いプロセスは終了してもよいですか?

勝手に終了してはいけません。重要な業務システムやWindowsのサービスである可能性があります。プロセスの役割と影響範囲を確認し、手順書や管理者の指示に従いましょう。

CPU使用率が高いときは再起動すべきですか?

最初から再起動するのは避けます。高負荷のプロセス、イベントログ、定期処理の状況を確認し、原因を記録してから判断してください。

タスクマネージャー以外でも確認できますか?

リソースモニター、パフォーマンスモニター、PowerShell、監視ツールなどでも確認できます。時間ごとの変化を見る場合は、監視ツールやパフォーマンスモニターが便利です。

まとめ

CPU使用率確認は、サーバーや業務システムの動作遅延を調査するための基本作業です。CPU使用率の数値だけを見るのではなく、高負荷の継続時間、プロセス、イベントログ、利用者への影響を合わせて確認する必要があります。

初心者は、「使用率を確認する」「高負荷のプロセスを特定する」「発生時刻とログを照合する」「CPU以外のリソースも確認する」という順番を覚えましょう。原因を記録してから報告・対応することで、現場で評価される正確な障害対応につながります。

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