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メモリ使用率確認とは?初心者向けに確認方法・原因・対処方法をわかりやすく解説

メモリ使用率確認とは?初心者向けに確認方法・原因・対処方法をわかりやすく解説

メモリ使用率確認とは、サーバーで使用されているメモリ(RAM)の利用状況を確認し、メモリ不足や異常な使用状況を早期に発見する作業です。サーバーの動作が遅くなったり、アプリケーションが停止したりする原因の一つに、メモリ不足があります。そのため、IT運用の現場では定期的にメモリ使用率を確認することが重要です。

この記事では、IT業務初心者や社内SE、ヘルプデスク、運用保守担当者向けに、メモリ使用率確認の基本からWindows Serverでの確認方法、トラブル時の切り分けまでわかりやすく解説します。

メモリ使用率確認とは?

メモリ使用率確認とは、サーバーに搭載されているメモリ(RAM)がどの程度使用されているかを確認する作業です。

メモリは、CPUが処理するデータを一時的に保存する場所です。メモリの空き容量が少なくなると、ディスクへのアクセスが増え、サーバー全体の処理速度が低下することがあります。

メモリ使用率確認が重要な理由

どのような場面で確認するのか

メモリ使用率が高くなる主な原因

原因 内容
アプリケーションの高負荷 大量のメモリを使用している
メモリリーク 不要なメモリが解放されない
利用者の増加 同時アクセス数が増えている
バックアップ処理 一時的にメモリ使用量が増加する
ウイルス対策ソフト スキャン中に使用率が上昇する

初心者が混乱しやすいポイント

誤解 実際
使用率が高いと必ず障害 一時的な処理で高くなることもある
再起動すれば必ず解決する 根本原因が残る場合がある
CPU使用率と同じ意味 CPUとメモリは役割が異なる
空きメモリが少ないと異常 キャッシュとして利用される場合もある

実際のIT現場で確認する主な項目

確認項目 内容
メモリ使用率 全体の使用割合
空きメモリ 利用可能な容量
プロセスごとの使用量 どのプログラムが多く使用しているか
ページファイル 仮想メモリの使用状況
推移 時間とともに増え続けていないか

Windowsで確認する方法(GUI)

タスクマネージャーで確認する

  1. Ctrl + Shift + Esc を押す
  2. 「パフォーマンス」タブを開く
  3. 「メモリ」を選択する
  4. 使用率、使用量、利用可能容量を確認する

リソースモニターで確認する

  1. Win + R を押す
  2. 「resmon」と入力する
  3. 「メモリ」タブを開く
  4. プロセスごとの使用量を確認する

コマンドプロンプトで確認する方法

管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。

systeminfo

物理メモリ容量や利用可能なメモリを確認できます。

より詳細な情報を取得する場合は次のコマンドも利用できます。

wmic OS get FreePhysicalMemory,TotalVisibleMemorySize

PowerShellで確認する方法

管理者権限でPowerShellを開きます。

Get-Process | Sort-Object WorkingSet -Descending

メモリを多く使用しているプロセスを確認できます。

全体のメモリ情報を確認する場合は次のコマンドを利用します。

Get-CimInstance Win32_OperatingSystem

メモリ使用率の目安

使用率 状態
50%以下 余裕がある
50~70% 正常範囲
70~85% 継続的な監視が必要
85%以上 原因調査を検討
95%以上 早急な対応が必要

一時的な高使用率は問題ない場合がありますが、高い状態が長時間続く場合は原因を調査しましょう。

メモリ使用率確認時の手順

  1. 現在の使用率を確認する
  2. どのプロセスが多く使用しているか調べる
  3. CPU使用率も合わせて確認する
  4. イベントビューアーを確認する
  5. 監視ツールの履歴を確認する
  6. 必要に応じて管理者へ報告する

イベントビューアーで確認するポイント

メモリ不足が疑われる場合は、イベントビューアーも確認します。

確認場所

イベントビューアー → Windowsログ → システム

次の内容を重点的に確認します。

確認結果の見方

確認結果 判断
使用率が一時的に高い 処理終了後に改善するか確認する
長時間90%以上 プロセスや設定を調査する
特定プロセスだけ増加 メモリリークの可能性
使用率は正常だが動作が遅い CPUやディスクも確認する

原因の切り分け

確認対象 確認内容
アプリケーション 異常なメモリ消費がないか
Windows 更新後の不具合がないか
サーバー側 同時接続数やサービス状態
CPU 高負荷になっていないか
ディスク ページファイルへのアクセス増加

現場でよくあるトラブル例

初心者がやりがちなミス

障害発生時の考え方

メモリ使用率が高い場合は、まず一時的な処理なのか、継続的な問題なのかを確認します。その後、どのプロセスがメモリを使用しているかを調査し、イベントログやCPU・ディスクの状態も合わせて確認して原因を切り分けます。

業務で上司へ報告するポイント

エスカレーションするタイミング

筆者の現場経験

運用保守の現場では、「サーバーが重い」という問い合わせを受けても、CPU使用率は正常というケースがありました。調査したところ、特定のアプリケーションでメモリリークが発生し、数日かけてメモリ使用率が95%近くまで増加していたことが原因でした。

また、バックアップやウイルススキャンの実行中は、一時的にメモリ使用率が80%を超えることもありましたが、処理終了後には正常値へ戻りました。このように、現在の使用率だけではなく、時間ごとの推移を確認することが重要だと実感しています。

新人が覚えておくべきポイント

関連するIT用語

よくある質問(FAQ)

メモリ使用率が80%でも問題ありませんか?

一時的な処理であれば問題ないこともあります。ただし、長時間80~90%以上が続く場合は、プロセスやアプリケーションの状態を確認しましょう。

メモリ不足になるとどうなりますか?

サーバーの応答が遅くなったり、アプリケーションが停止したりすることがあります。さらに不足すると、ページファイルへのアクセスが増え、全体の性能が低下します。

CPU使用率が低くてもサーバーが遅いことはありますか?

あります。メモリ不足やディスクI/Oの増加が原因で、CPU使用率が低くても処理速度が低下することがあります。

メモリ使用率が高い場合はすぐ再起動すべきですか?

いいえ。まずはメモリを多く使用しているプロセスやイベントログを確認し、一時的な高負荷か、メモリリークなどの継続的な問題かを切り分けてから対応しましょう。

まとめ

メモリ使用率確認は、サーバーの安定運用に欠かせない保守作業です。使用率だけで判断するのではなく、プロセスごとの使用量やイベントログ、CPU・ディスクの状態も合わせて確認することで、原因を正確に切り分けられます。

初心者のうちは、「メモリ使用率を確認する」「使用量の多いプロセスを調べる」「イベントログと監視履歴を確認する」という基本的な流れを身に付けましょう。この習慣が、障害の早期発見と迅速な対応につながります。

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