変数とは
変数とは、任意の数字や文字列などの値を入れることのできる「入れ物」のことです。値を自由に入れることができる領域で、プログラミングに必須のものです。処理に直接値を入れてしまうと、その処理はその値のみでしか動きません。しかし変数を使うと、変数を変えれば同じ処理で変数に応じた結果を得ることが出来るのです。
Javaではこのように定義します。
String hoge = “あいうえお”;
これでhogeという変数に「あいうえお」が入っている状態で定義できました。
その後にこれを書きます。
hoge = ”かきくけこ”;
するとhogeという変数には「かきくけこ」がはいっている状態になります。
一部のみですが変数の例です。
- 画面入力値やDBから取ってきた値
- 処理が何回繰り返されたのかをカウントするための数値
- 画面に表示するための文字や数値
定数とは
定数とは、一度決めたら変更できない値のことです。変数は任意に変えられますが定数は一度決めたら変えられないという部分が違いです。
そのため、Javaではこのように定義します。
String final hoge = “あいうえお”;
変数との違いはfinalがあることです。これによりhogeの中身は変えることができないと言うことになり、変数のように入れ直しができなくなるのです。
一部のみですが定数の例です。
- システムとして固定でもっておく名称やコード
- 税率等の固定された値
- その他、システム内で重複して使用する文字や数値
各処理のソースで定数を定義してももちろん使えますが、1つのシステム内で定数定義用のファイルを作成し全体として管理すれば重複が無くなりメンテナンスしやすいです。各処理のソースで定数定義用のファイルをインポートしておけばすぐ使えるので使いやすいですしね。
定数は一度定めると変えられませんが、もしも変えるとなったときは定義している部分を書き換えれば良いのです。定義語の変更が出来ないだけなので、定義をしている所を変えればあとはなにもしなくてもソース全体に反映されます。
配列とは
配列とはリストとも呼ばれ、変数をまとめて一覧にして値を保持するものです。値をカンマ区切りでいくつも入れておくことが出来ます。この時にデータは「何番目にどのデータが入っているか」という形でまとめられます。
そのため、「3番目のデータを取り出す」と指示すれば配列の3番目に格納されているデータを取り出すことが出来ます。
使い方の例ですが、例えば100までの間に存在する素数を入れておきます。そしてどこかのデータから取得した値が素数かどうかの確認をする時に配列の分だけ繰り返しチェック処理をすると確認ができます。例えとして素数にしましたが任意の値を複数入れるでももちろん出来ます。