【完全解説】インターフェースとは何か?プログラマー・SEが必ず知るべき基本と実務での使い方
プログラマーやSEとして仕事をしていると、必ずと言っていいほど登場する用語が「インターフェース」です。
しかし、いざ説明しようとすると「なんとなく分かっているけど、言葉にできない」「APIや画面の話?」「Javaのinterfaceのこと?」と混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、プログラマー・SE向けにインターフェースの意味・使い方・メリット・応用方法を、筆者自身の実務体験を交えながら、できるだけ噛み砕いて解説します。
この記事を読めば、「インターフェース」という言葉を自信を持って使えるようになるはずです。
インターフェースとは何か?【結論からわかりやすく解説】
インターフェースとは、「異なるもの同士をつなぐための取り決め」のことです。
もう少し具体的に言うと、「どうやって使えばいいかを決めた約束事」と言えます。
たとえば、テレビのリモコンを想像してみてください。
私たちはテレビの中身や配線構造を知らなくても、リモコンのボタンを押せば電源が入り、チャンネルが変わります。
このとき、リモコンとテレビをつないでいるのがインターフェースです。
「電源ボタンを押したら電源が入る」「音量ボタンで音が変わる」という約束があるから、私たちは迷わず操作できます。
システム開発の世界でも同じで、内部の実装を知らなくても使えるようにする仕組みがインターフェースです。
インターフェースが使われる場面【SE・プログラマーの実務視点】
インターフェースという言葉は、実務ではさまざまな意味合いで使われます。
- 画面インターフェース(UI)
- APIインターフェース
- クラスやモジュール間のインターフェース
- JavaやC#などのinterface構文
共通しているのは、「相手の中身を意識せずにやり取りするための窓口」という点です。
【体験談】インターフェースを意識せずに失敗した新人時代の話
筆者が新人プログラマーだった頃、社内システムの改修を任されたことがあります。
既存の処理を少し高速化するために、内部ロジックを大幅に書き換えました。
自分では「中身を変えただけだから問題ない」と思っていたのですが、リリース後に別チームからクレームが入りました。
原因は、メソッドの引数の意味を微妙に変えてしまったことでした。
外部から見れば同じメソッド名でも、期待されている振る舞いが変わってしまったのです。
当時の上司から言われた言葉が、今でも印象に残っています。
「そこはインターフェースなんだから、勝手に変えちゃダメだよ」
この経験を通して、「インターフェースは中身以上に大事な約束事」だと痛感しました。
インターフェースを理解するメリット【具体例で解説】
① チーム開発が圧倒的に楽になる
インターフェースが明確だと、役割分担がしやすくなります。
「このAPIはこういう入力を渡せば、こういう結果が返る」と決まっていれば、実装担当と呼び出し側が独立して作業できます。
筆者の現場でも、API仕様書=インターフェースを最初に固めることで、並行開発がスムーズになりました。
② 実装変更に強いシステムが作れる
インターフェースを守っていれば、中身を丸ごと入れ替えても影響を最小限に抑えられます。
たとえば、DBをMySQLからPostgreSQLに変える場合でも、
インターフェース層を挟んでいれば、呼び出し側は変更不要になります。
③ 設計力が一段レベルアップする
インターフェースを意識すると、「この機能は何を責務とするのか」「外に何を見せるべきか」を考える癖がつきます。
これはSEとして設計書を書く際にも、プログラマーとしてコードを書く際にも大きな武器になります。
プログラミング言語におけるインターフェースの例
JavaやC#などでは、interfaceというキーワードそのものが存在します。
これは「このメソッドを持っていることを保証する契約」のようなものです。
実装は各クラスに任せつつ、「この操作は必ず提供する」という約束を明文化できます。
筆者は、支払い処理や外部連携処理など、将来差し替えが起きそうな部分には必ずインターフェースを用意するようにしています。
インターフェース設計でよくある失敗
- メソッド数が多すぎる
- 責務があいまい
- 内部実装の都合がにじみ出ている
インターフェースは「使う側目線」で設計することが重要です。
実装しやすさを優先しすぎると、使いにくいインターフェースになります。
応用編:インターフェースをさらに活かす設計テクニック
① 依存性逆転の原則(DIP)を意識する
具象クラスではなくインターフェースに依存することで、テストや拡張が容易になります。
② モックを使ったテストが簡単になる
インターフェースがあれば、テスト用のダミー実装(モック)を簡単に差し込めます。
筆者も、外部API連携部分は必ずインターフェース越しに呼び出すことで、テストの安定性を確保しています。
③ ドキュメントとしての役割を持たせる
良いインターフェースは、それ自体が「仕様書」になります。
メソッド名や引数を見るだけで、何をする機能かが伝わる状態が理想です。
まとめ:インターフェースを制する者は設計を制す
インターフェースは、単なる技術用語ではなく、チーム開発・設計・保守性すべてに関わる重要な概念です。
筆者自身、インターフェースを意識するようになってから、
「壊れにくいコード」「変更に強い設計」を自然に書けるようになりました。
ぜひ日々の開発で、「ここはインターフェースとして切り出せないか?」と一度立ち止まって考えてみてください。
それだけで、プログラマー・SEとしてのレベルが一段階上がるはずです。
