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【完全ガイド】ペアプロとは?現役エンジニアが語るメリット・体験談・生産性を上げるコツ

ペアプロとは?プログラマーやSEが知っておくべき基本概念

ペアプロ(ペアプログラミング)とは、1台のPCを2人で使い、対話しながらコードを書いていく開発手法です。
アジャイル開発、とくにXP(エクストリームプログラミング)のプラクティスとして有名で、役割は大きく2つに分かれます。

この2人が随時役割を交代しながら進めることで、
コードの品質・理解の共有・問題発見のスピードが格段に高まるのが特徴です。

一見「2人で1台?非効率では?」と思われがちですが、
実際には ミスの削減や知識共有による総合的な生産性の向上につながるケースが多い手法です。


私が初めてペアプロをしたときの体験談

私が初めてペアプロを経験したのは、新しいPythonベースの業務システムの開発現場でした。
当時の私は設計思想に慣れておらず、書いては手戻り、レビューで戻され…を繰り返していました。

そんなとき、先輩エンジニアから
「1時間だけペアプロしよう」
と提案されました。

実際にやってみると、

1時間のペアプロで今まで半日悩んでいた部分が一気に解決し、
「コードを書く速度」よりも「正しい方向に進むこと」の大切さを痛感しました。

この経験から、私はペアプロを積極的に活用するようになりました。


ペアプロを知っておくことで得られる3つの大きなメリット

1. 品質向上:2人の目でバグを未然に防ぐ

1人では気づけないロジックの穴や設計のズレを、
ナビゲーターがすぐに指摘できるため、
レビュー前に品質の底上げができます。

特に複雑な処理や初めて触るコード基盤で効果が絶大です。


2. 知識共有が高速になる:育成効果が大きい

新人や中堅エンジニアでも、
ペアプロを通じて上級者の思考プロセスを間近で学べます。

「なんでこのクラスを分けるの?」
「この命名ってどういう意図?」

といった設計思想の学習が圧倒的に早くなります。


3. 問題発見が速く、結果的に生産性が上がる

仕様の理解ズレや設計の方向性が早期に揃うため、
後工程での手戻りを大幅に削減できます。

1人で3時間悩むよりも、
ペアプロで30分話すほうが早い、
というのは現場ではよくある話です。


ペアプロをもっと便利にする応用編テクニック

1. リモートペアプロツールを活用する

最近はオンラインでのペアプロが一般的になり、
VS Code Live Share、Code With Me、Tuple などを使えば
遠隔でもリアルタイムに共同作業ができます。

特にリモート案件が増えた今、必須レベルと言えます。


2. タイムボックスと役割交代のルールを決める

「気づけばずっとドライバー側だった…」
という偏りを防ぐため、以下の工夫が役立ちます。

これにより疲労軽減・集中力維持・心理的安全の確保ができます。


3. レビュー兼ねる「ライトペアプロ」という選択肢

ずっと同席するのが難しい場合、
「最初の30分だけ一緒に設計」「最後の20分だけ一緒にレビュー」
というライトなペアプロも効果的です。

特に忙しい現場では非常に相性がよく、
私はしばしばこの方法を使っています。


まとめ:ペアプロは“最速の学習”であり“最強の品質管理”

ペアプロは、

という、エンジニアにとってメリットの多い開発手法です。

私自身、ペアプロを取り入れたことで、
「理解が曖昧なまま書く時間」が激減し、
「正しく速く開発する」感覚を身に付けられました。

特に新人や中堅のエンジニアには、
自分のスキルアップにもチームの品質向上にもつながるため、
ぜひ積極的に試してほしい手法です。


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