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インターネットにつながらない原因|IT初心者・社内SE向けに原因の切り分けと確認手順を徹底解説

インターネットにつながらない原因|IT初心者・社内SE向けに原因の切り分けと確認手順を徹底解説

インターネットにつながらない場合は、「パソコン」「ネットワーク機器」「社内ネットワーク」「回線」「DNS」のどこに原因があるのかを順番に切り分けることが最も重要です。

IT業務では、「インターネットが使えない」という問い合わせは毎日のように発生します。しかし、原因はWi-Fiの接続不良だけとは限りません。LANケーブルの抜け、IPアドレスの取得失敗、DNS障害、ルーターの故障、回線障害など、さまざまな要因が考えられます。

この記事では、IT業務初心者や社内SE、ヘルプデスク担当者向けに、現場で実際に行われている原因の切り分け方法や確認手順をわかりやすく解説します。

インターネットにつながらないとは

インターネットにつながらないとは、パソコンやスマートフォンが外部のWebサイトやクラウドサービスへ通信できない状態です。

代表的な症状は次のとおりです。

インターネットにつながらない主な原因

原因 内容
LANケーブル 抜け・断線・接触不良
Wi-Fi 接続切れ・電波不足・認証エラー
IPアドレス DHCPから取得できていない
DNS 名前解決ができない
ルーター 故障・フリーズ・設定異常
プロバイダー 通信障害・メンテナンス
Windows ネットワーク設定やドライバーの異常
セキュリティソフト 通信を遮断している

まず確認するべきこと

現場では、次の順番で確認すると効率よく原因を切り分けられます。

  1. 自分だけか他のユーザーも同じか確認する
  2. Wi-Fiか有線LANか確認する
  3. LANケーブルやWi-Fi接続状態を確認する
  4. IPアドレスを確認する
  5. インターネットへ通信できるか確認する
  6. DNSが正常か確認する
  7. 回線障害情報を確認する

STEP1 影響範囲を確認する

状況 考えられる原因
自分だけ接続できない PC・LANケーブル・Wi-Fi
部署全体で接続できない スイッチ・ルーター
会社全体で接続できない 回線・プロバイダー障害
特定サイトだけ開けない Webサイト側またはDNS

影響範囲を確認することで、調査すべき対象を大きく絞り込めます。

STEP2 LANケーブル・Wi-Fiを確認する

有線LANの場合

Wi-Fiの場合

STEP3 IPアドレスを確認する

GUIで確認する方法

  1. 設定を開く
  2. ネットワークとインターネット
  3. 接続中のネットワークを選択
  4. IPアドレスを確認する

コマンドで確認する方法

コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

ipconfig

確認する項目は次のとおりです。

IPアドレスが「169.254.xxx.xxx」の場合は、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)から正常にIPアドレスを取得できていない可能性があります。

STEP4 pingコマンドで通信確認を行う

ネットワーク疎通を確認する基本コマンドです。

デフォルトゲートウェイへ通信確認

ping 192.168.1.1

インターネットへの通信確認

ping 8.8.8.8

DNS確認を兼ねる場合

ping google.com

結果 考えられる原因
ゲートウェイへ届かない LAN・Wi-Fi・ルーター
8.8.8.8へ届かない 回線・ルーター
google.comだけ届かない DNS障害

STEP5 DNSを確認する

Webサイト名をIPアドレスへ変換する仕組みをDNS(Domain Name System)といいます。

DNSに問題があると、インターネット回線は正常でもWebサイトを開けなくなることがあります。

PowerShellで確認

Resolve-DnsName google.com

STEP6 イベントビューアーを確認する

Windowsのログからネットワーク関連のエラーを確認します。

起動方法

確認場所

ネットワークアダプターやDNSクライアント、TCP/IP関連のエラーが記録されていないか確認しましょう。

PowerShellで確認できる内容

ネットワークアダプター

Get-NetAdapter

IPアドレス

Get-NetIPAddress

ルーティング情報

Get-NetRoute

DNS確認

Resolve-DnsName google.com

原因の切り分け一覧

症状 考えられる原因
自分だけ接続不可 PC・LANケーブル
Wi-Fiだけ接続不可 アクセスポイント
有線だけ接続不可 LANポート・ケーブル
IP取得不可 DHCPサーバー
IP指定なら接続可能 DNS障害
全員接続不可 ルーター・回線障害

業務でよくあるトラブル事例

社内SEとして対応した中で最も多かった原因は、LANケーブルの接触不良やWi-Fiへの接続ミスでした。また、Windows Update後にネットワークアダプターのドライバーが正常に動作せず、通信できなくなったケースもあります。

別の事例では、インターネット全体が利用できないと思われていましたが、実際はDNSサーバーの障害でWebサイト名だけが解決できない状態でした。IPアドレスを直接指定すると通信できたため、DNSが原因と特定できました。

初心者がやりがちなミス

上司へ報告するポイント

エスカレーションするタイミング

新人が覚えておくべきポイント

関連するIT用語

よくある質問(FAQ)

Q. Wi-Fiには接続できていますがインターネットが使えません。

Wi-Fiへの接続とインターネットへの接続は別です。ルーターや回線、DNSに問題がある可能性があるため、pingコマンドやIPアドレスの確認を行いましょう。

Q. IPアドレスは取得できていますがWebサイトが開けません。

DNS障害やルーター、プロバイダー側の問題が考えられます。IPアドレス宛ての通信とWebサイト名宛ての通信の両方を確認してください。

Q. 再起動すれば直ることがありますか?

一時的な不具合で改善する場合はありますが、業務環境では原因を確認せずにルーターやサーバーを再起動するのは避けましょう。影響範囲を確認し、切り分けを行ってから対応することが重要です。

まとめ

インターネットにつながらない場合は、「影響範囲の確認 → 接続方法の確認 → IPアドレスの確認 → pingによる疎通確認 → DNSの確認 → イベントビューアーの確認」という順番で調査することで、効率よく原因を特定できます。

IT現場では、問題を解決するだけでなく、どこまで確認し、どの機器や設定に原因がありそうかを整理して報告できることが重要です。基本的なコマンドや切り分け手順を身に付けることで、障害対応のスピードと正確性が大きく向上します。

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