アジャイル開発におけるスプリントプランニングとは、スプリントの開始時に当スプリントではだれがいつまでに何をするかということを確定させるイベントです。
プランニングは重要なイベント
アジャイル開発におけるスプリントのプランニングは、そのスプリントを有意義なものにするためにとても重要になるものです。プランニングをうやむやな状態にするとスプリントの終わりに出来上がったものがイメージしていたモノとは別物になるリスクがあり、極端に言うと無駄な時間を過ごしたことになってしまいます。
プランニングのやり方
まず、ゴールを設定します。
成果物として何がある状態にしておくかということを明確にしておく必要があります。それをメンバー全員で共有しておかないといけません。どの画面のどの機能が、どう操作するとどのように動いて画面が変わるか・データが変わるのかを詳しく共有します。
その後、ストーリーのゴール、そしてストーリー内のタスクのゴールをそれぞれ決めます。何をやりきり、何をやらないでおくか取捨選択の場になります。その中でもそのタスクの優先度を決定しておく必要があります。トラブルがあり予定通りに進まなくなった時、優先度低のものからやっていったのでは成果物のゴールに遠く及ばない状態になってしまいます。
さらにタスクではその手順の確認も必要です。必要な手順と不要な手順の洗い出しをする必要があります。絶対にやる必要がある手順はありますし、もしかしたら省いてよい手順があるかもしれません。省いてよい手順をしたため遅延が発生してしまってはもったいないです。
手順まで確定すれば、あとはそのタスクの手順を進めることにどれくらいかかるかの工数を出すことが出来ます。工数の見積をし、提示します。
プランニングの進め方
それではスプリントのゴールと、ストーリーやタスクが出そろったところでスケジュールに落とし込んでいきます。誰が何をやるか、それはその人の能力に沿ったものかをチーム内で話し合いながら割り振ります。できないことを割り振っても、時間がかかって遅れてしまっては後が大変になります。勉強のためということであればいいですけどね。
割り振ったら今度は工数を確認します。タスク作成時におおよその工数は見積もれますが、その人にとってその工数で足りるのか・またはベテランなら工数を削れるといった事を確認し、最終的な工数を出します。
すべてのタスクがそのスプリント内におさまれば万々歳ですが、なかなかそうはいくことがありません。あふれてしまう場合、優先度に沿って次のスプリントやそれ以降に対応するようにします。それにより、当スプリントでのタスクの割り振りが完成します。
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