【完全初心者OK】デザインパターンとは何か?プログラマー・SEが現場で本当に役立つ使い方を体験談つきで徹底解説
プログラマーやSEとして働いていると、「このコード、あとから読む人に伝わるだろうか」「仕様変更が入ったら全部書き直しになりそうだ」と不安になる瞬間はありませんか。私自身、開発経験が浅い頃は、とにかく動くコードを書くことだけに必死で、設計について深く考えられていませんでした。
そんな私が転機を迎えたのが「デザインパターン」という考え方を学んだときです。本記事では、プログラマーやSE向けに、デザインパターンとは何かをわかりやすく解説し、実際の現場でどう使ったのかという体験談、知っておくことで得られる具体的なメリット、そして応用的な活用方法まで詳しく紹介します。
デザインパターンとは?初心者にもわかるやさしい解説
デザインパターンとは、ソフトウェア開発でよくある問題に対する「実績のある設計の型」のことです。簡単に言えば、「先人たちが何度も失敗と改善を繰り返してたどり着いた、うまくいく設計のテンプレート集」です。
重要なのは、デザインパターンはコードそのものではなく考え方だという点です。「この場面ではこの書き方をしなさい」というルールではなく、「こういう構造にすると、後々困りにくいですよ」という知恵の集合体です。
代表的なものとしては、以下のようなパターンがあります。
- Singleton(シングルトン)
- Factory(ファクトリ)
- Observer(オブザーバ)
- Strategy(ストラテジー)
最初は名前だけ見ると難しそうに感じますが、実際は「そういう考え方を知っているかどうか」で理解度が大きく変わります。
なぜデザインパターンが必要なのか?知らなかった頃の私の失敗談
私が新人SEだった頃、業務システムの機能追加を任されました。最初は条件分岐をひたすらif文で書き、要件を満たすコードを作りました。動作確認も問題なく、「これで完璧だ」と思っていたのです。
しかし数か月後、似たような機能を追加することになり、同じようなコードをコピーして修正しました。すると、修正漏れや想定外のバグが多発しました。結局、どこを直せばいいのか分からなくなり、先輩に助けを求めることになりました。
そのとき先輩に言われたのが、「これ、Strategyパターンで書けばよかったね」という一言でした。当時の私は、その意味すら理解できていませんでした。
デザインパターンの使い方を体験談で解説【Strategyパターン編】
後日、改めてデザインパターンを学び直し、Strategyパターンを実務で使う機会がありました。Strategyパターンは、処理のアルゴリズムを切り替え可能な形で設計するパターンです。
例えば、料金計算ロジックが複数ある場合、if文で条件分岐を増やすのではなく、「計算方法」をクラスとして分離します。
私が担当した案件では、以下のようなメリットがありました。
- 新しい計算ロジックを追加しても既存コードをほとんど触らずに済んだ
- テスト対象が明確になり、バグが減った
- コードを見た他のメンバーが意図を理解しやすかった
「ああ、これがデザインパターンの力なのか」と実感した瞬間でした。
デザインパターンを知っておくメリット① 保守性が劇的に向上する
デザインパターンを意識すると、コードの構造が整理されます。その結果、修正や機能追加がしやすくなります。
以前の私のコードは「どこを直すと何が起きるのか」が分かりづらく、触るたびに不安でした。しかしデザインパターンを使うようになってからは、変更箇所が限定され、安心して修正できるようになりました。
デザインパターンを知っておくメリット② チーム開発での共通言語になる
デザインパターンは、チーム内での共通言語としても非常に強力です。
「ここはFactoryで生成しよう」「Observerでイベント通知しよう」と言うだけで、設計の方向性が一瞬で伝わります。長々と説明しなくても済むため、設計レビューやコードレビューがスムーズになります。
デザインパターンを知っておくメリット③ 設計力が評価されやすくなる
コードがきれいに書けるだけでなく、「なぜこの設計にしたのか」を説明できるようになると、評価が大きく変わります。
私自身、デザインパターンを意識して設計理由を説明できるようになってから、レビューで指摘されることが減り、信頼される場面が増えました。
応用編:デザインパターンを「意識しすぎない」使い方
最後に応用編としてお伝えしたいのが、「無理にデザインパターンを使わない」という考え方です。
初心者の頃は、学んだパターンをすべて当てはめたくなりがちです。しかし、実務ではシンプルな実装のほうが良い場合も多くあります。
私が意識しているのは、「あとから変更が入りそうか」「他の人が読む可能性が高いか」という視点です。これらに当てはまる場合は、デザインパターンを積極的に使い、そうでなければシンプルに書きます。
まとめ:デザインパターンはプログラマー・SEの武器になる
デザインパターンは、最初は難しく感じるかもしれません。しかし一度理解すると、コードの見え方が大きく変わります。
私自身、デザインパターンを知ったことで、「動くだけのコード」から「長く使えるコード」を書けるようになりました。これはプログラマーやSEにとって、大きな武器になります。
ぜひ本記事をきっかけに、デザインパターンを少しずつ実務に取り入れてみてください。きっと、将来の自分を助けてくれるはずです。

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