文系SEが押さえるべき3つの心得

  1. カタカナに慣れる
  2. 理詰めで考える癖をつける
  3. プログラミングをやりまくる

目次

カタカナに慣れる

どうしてもなじみのないカタカナ用語にあふれた業界です。文系出身で業界に入った直後だと自分が今いる場所が日本かどうか疑うレベルの意味不明な会話が飛び交ってます。

「このモジュールのコーディング終わったらプッシュしてね。あ、その前にプルして最新化してね。レビュー終わったらユニットテストよろしく。」

も…モジュ…ん??コーディングはコード書くのはわかるけどプッシュ?押すの?なにを押せばいいのよ?プル?押す前に引いてどうするの???

さっぱりわからん、となると周りについていけません。しっかり教育をしている会社であればOJTとかで聞くことが出来て意味を翻訳・解読しながら理解をしていきだんだんとわかるようになります。

しかしそうでない場合は「何だこの人わかってないのか…ううむ、違う人に頼もう」となってしまい蚊帳の外になってしまいます。

そうなってはもったいない。最初の一歩でつまずいて蚊帳の外に出てしまっては今後の勉強と成長の機会もなくなってしまいます。そのため、聞きなれないカタカナ語はメモをするなりして後でじっくり調べるようにし、会話についていけるようにしていくといいです。

理詰めで考える癖をつける

文系というものは結構あいまいさというか答えがいくつもある状況を許容します。これが文系の良いところであり、その自由度や柔軟性、神秘性が私は好きです。

ですが、理系のITではそんなわけにはいきません。結果には原因がある、物事には理由がある、答えは一つでありその答えを正確に導き出す事が肝要です。なぜなぜ、というものを突き詰めて考えて、誰がやっても同じ答えにたどり着くようになっています。

ですから思考方法自体を変える必要があります。相手はコンピュータです。十人十色の人格を持つ人間たちではありません。理系の脳みそを持たなければシステムを設計する際にもやもやした部分を残してしまい、のちに大きな障害に繋がってしまうかもしれません。

何に対してもなぜなぜと考えるようにし、自分の身の回りで「これをシステムで実現するとしたらどのようにすればいいか」を考える癖をつけるとだんだんと理詰めで考えられるようになります。そうすることで設計時にもやもやした記述をすることが減ります。

プログラミングをやりまくる

これはもう経験を積むしかありません。学校でプログラミングをやっていた人たちとくらべるとどうやっても差は出てしまいます。

この絶対差を埋めることは容易ではありませんが、ただ何もせずにいては差はどんどん開いていくばかりです。とにかくプログラミングに慣れる必要があります。自分でなにかコードを書いてアプリを作ってみたりするなどして、楽しみながらやってみるとだんだん自分の頭と体にプログラミングがなじんでくるのがわかります。

もともと理系の人とくらべると差はありますが、文系ならではの発想や観点の違いで差を出すことも可能だと考えています。ですから最低限のラインまでは勉強し、そのあとは差が広がらぬよう狭めるよう努力しさらに文系の特色を出すことが出来れば文系SEの武器になるのではないでしょうか。

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